無口な上司の甘い誘惑②~究極の愛~
「わ、笑った…

超貴重なんですけど・・・」

俊を見つめたまま、まゆみが呟いた。


「おおげさだな?」

俊は笑いながら、

机にお盆を置くと、

私の横に座った。


二人の会話がなんだか可笑しくて、

私はクスクスと笑う。



「何言ってるんですか?

副社長は、無口・無表情が

トレードマークじゃないですか?

今だってずっと笑顔だし・・・」

まゆみはマジマジと、

俊の笑顔を見つめる・・・


「そんなに見ないでくれるかな?

食べにくいんだが・・・」

俊の顔が引きつる・・・

「まゆみ、俊、、じゃなくて・・

副社長、困ってるよ」

私は助け舟を出した。
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