忘れないでー好きなまま、さよなら-
俺は駆け足で
 歩み寄っていく。


これは、
 俊に一歩リードだ。


しかし、
 家に帰れば立場が狂った。


あゆみちゃんが指を切り
 手当てをしたまでは良い感じだったのに

その後
 聞かされるのは「俊ちゃん」
ばかりだ。


俺は、
 2人でいたくて
 
告白しようと
 考えていた矢先
姉貴が帰ってきてしまう。


良いことは
 続かないものだ。


いつもより、
そう感じ取れた。


それでも
 いいんだ。


俺は俺の道を行く。


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