光の速度、君への想い
『できれば、戒音にも日本に来てほしいんだが、私とだと窮屈だろう・・』


哀しげな表情の父を見ると胸が痛む、私は暫く考えながら、父を見上げた。


『これからは、地球だけでなく宇宙に人類が進出していく時代がくるんだよ。だから、父さんは未来の戒音を含めた、若い世代に繋げていきたい。
そのエンジニアとして働くのを見てもらいたい』


『うん・・』


何となく曖昧な返事をする

これが、私と宇宙装機との出会い、未来へと繋がる第一歩になる。




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