舞い散る花の導く先に
上手く言えない私の言葉を静かに待ってくれる。

呉「あの人は、信長様なんです・・・・」

沖「信長?」

私は何度も頷く。

そして同時になぜか涙があふれてくる。

た信長様に逢えたことへの安心感と、今まで信長様に逢うということを支えにして生きてきたが、それが成された今私はなんのために生きればいいのかという戸惑いがまじりあって涙がとまらない。

どうにか涙を止めようとすると不意にぬくもりが私を包む。

沖「泣くほどうれしかったの?」

私は首を横に振る。

沖「あはは。本当に桜が綺麗だね」

その後沖田さんは私が泣き終わるまでずっと取り留めもないことをはなてくれていた。

ひとしきり泣き、落ち着いた私はなんだか眠くなってしまっていた。

沖「眠いの?」

呉「なんだか沖田さんのぬくもりが心地よくて」

顔を上げて微笑むと沖田さんが少し頬を赤らめた気がした。

沖「少し寝たら?」

私はこくんと頷き目を閉じる。

いつもは恥ずかしいと思うのに、今日はなんだかこのぬくもりにすがっていたい気分だった。

そのまま私は眠りへと意識を手放した。

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