大人的恋愛事情 SS
 
「繭」


「んっ……」


「すげえエロい」


そんなことは知ってるし、わかっている。


自分で快楽を得ようとまでしているのだから、今更隠すつもりもない。


それより乱れる自分を見せつけてでも、藤井祥悟に同じだけの快楽を得てもらいたいと願うのに。


「待て」


「……んっ」


「繭、待て」


揺らす腰を押さえつけ、私の動きを止めてくる男が、耳元で深い吐息を吐き出し。


いいところで止められて不満に思っていると、私を抱きしめる藤井祥悟が低く囁いた。


「やっぱベッド行こう」


「別にここで……」


このままでいいんじゃないの?


そもそも、もう少しで辿りつけそうだったのに……。


抗議の視線を向けようと、抱きしめられる身体を放して藤井祥悟の顔を見ると、そこには強い欲情に耐える男の顔があり。
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