あの夏で





香月は崩れ落ちて、泣いていた。





俺はただそれを見ているしかなかった。





「ごめん……。ごめんな……。香月……」





「謝んな、あほゆうき」





「うん……」





「すきだったよ……。ゆうき……」





「………うん…」








香月は泣きながらも笑ってくれた。






香月…俺を好きになってくれてありがとう。











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