あの夏で





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俺と香月は学校からコンビニに続く道を歩いていた。




「ねぇ、ゆうき」


「ん?」


「ゆうきってさ、好きな人いるでしょ?」


「えっ!?」


「…その反応はいるんでしょ!?」


「い、いや、い、いねぇし」


うわ。


俺噛みまくりだし。


「きょどりまくりだしー」



「うっ…。じゃあ他の奴らに言うなよ?」



「え?うん…」



俺は香月の耳元に寄り、



「いつも傍にいるやつ」



そう言ったら、香月が真っ赤になった。



なんで真っ赤になったんだ?


風邪か?


7月でも教室で寝るのはやばいからな。






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