あの夏で





女の子たちはゆうきに注目しているからばれてないんだけど、もしほかの人にみられていたらどうするのよ…。






そう思いつつも体は正直でゆうきの手にスポーツドリンクとタオルを置いた。






ゆうきはふっと笑って。





「あ り が と」





ってまた口をパクパクさせて戻って行ってしまった。









もうあたしはゆうきの迷路にはまってしまったんだ。






もう抜け出せない。











< 81 / 147 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop