―三年間―
そうだ…あたし、
部長のこと考えてなかった。


「悔しい…」って言った
言葉の重みをあたしは
全然理解してない。


遠まわしからあたしは、
部長のこと傷つけて
いたんだ…。



あたしが黙り込んで
いるとあいつは足や手の
ストレッチをやり始めた。


体が硬いのかうまく
できていない。
その行動を見てあたしは
思わず笑ってしまった。



「笑うな」


「だって…あはは!!」


「てかなんでお前って
俺のこと[あいつ]呼ばわり?」


「えーなんとなくだよ!!
それを言うならなんで
あんたはあたしのこと
[お前]呼ばわり??」


「おれのことはいいよ」


「なにそれ(笑)
じゃああたしのことも
いいよ!!」



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