桜坂
プロローグ
全ての音が遠く聞こえた。



べっとりと手に赤色の絵具。
いや、絵具だったらどんなに良かっただろう。



手に張り付いているのは、人の血液。



それを証明するように、鼻をつく、鉄の臭い。



そして何よりも―――――


「サヤ・・・?」



ぐったりと倒れている幼馴染みで親友のサヤ。



お腹には、小型のナイフが刺さったままで、とても痛そう。



パトカーのサイレン。
救急車のサイレン。



救急隊員の人が叫ぶ声。


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