月光花の守人
すると、月を背に黒髪の少年が花の中で立っていた。



スラリとした少年は、銀色のマントを風になびかせながら、ただそこに立っていた。



幻想的な光景に目を奪われていたら、少年が再び口を開く。



「言え。ここで何をしてた?」

「ご、ごめんなさい……月光花を、見たくて」

「お前もか」

「え」



少年が冷たく言い放つ。



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