光をくれたのは君だった


「いやー廣瀬君が
本社に行ってしまうなんて
切ないなー」

べろんべろんになりながら
そう語る上司

「僕も淋しいですよ
まぁでも目標に一歩近づけて
うれしいですよ」

今日は送迎会を開いてもらっている

「廣瀬くんちょっといい?」

事務の村井さんから呼び出された

「なに?」

居酒屋からちょっと行った
小さな公園まで連れてこられた

「わたしね、、、

廣瀬くんが好きなの
付き合ってください」


「ごめん

気持ちは嬉しいけど
村井さんとは付き合えない」

「どうして?

これから好きになってくれればいいから」


「ごめんね。

それもできない」

泣きだす村井さん
やっぱり告白されるのは苦手だ。

「廣瀬くんはなんで
彼女作らないの?」

泣きながらでも少し怒り気味に聞いてきた


「なんでだろ?

理由はないよ」


ただちょっと忘れられない人がいるだけ


恋愛を重ねてきても
やっぱりいつでも思い出すのは
彼女なんだ



彼女は今元気なのだろうかー・・・





< 41 / 41 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop