【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済




不機嫌な声でそう言う光弥。



私は、私を睨み付けてくる光弥に、請う
ような視線を送った。



だって、どうせなら皆で行きたいじゃん
?人数が多い方がきっと楽しいし。



でも光弥は、そんな私の視線を交わすよ
うに目を背けると、つーんとそっぽを向
いてしまった。



そして、ぶっきらぼうに。



「俺は行かねえぞ」

「えーっ、何でよぉ!」



皆で行きたいのに!!とふくれていると
、そんな様子を見ていた圭君がクスッと
笑いをこぼして。



そのまま、手を伸ばしたかと思うと、私
を優しく抱き寄せたから、驚いて固まっ
てしまった。



背中に感じる体温と、仄かに香る、柔軟
剤の匂い。



圭君とこんなに密着するのは初めてで、
焦ってしまう。



「けけけ、圭君!!?」




< 116 / 427 >

この作品をシェア

pagetop