【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済
「西山夏希です。親の都合で、こっちに
来ました。よろしくお願いします!」
にこって笑った夏希は、誰よりも、可愛
かった。それは多分、クラスの誰もが思
っていた事実。
それに加えて、あの容姿。
癖のないサラサラの黒髪は、風に靡くと
、それこそサラサラと音が聴こえそうで
。
ぱっちりした大きな瞳や、ぷっくりした
赤い唇は
全ての男共を、魅了するのには、十分だ
った。
──信じてやまなかった。夏希が純粋な
女の子だって。
痛いくらいに信じてた。
だって実際、クラスの奴等と楽しげに談
笑する夏希には、一点の曇りも無くて。
俺みたいに物事を計算で進めていくよう
なつまらない人間とは一番かけ離れた存
在だと。
そう、思ってた。