不良だらけの危険なバイトッ☆

「待ってるから。じゃあ今日は俺は先に行くね」


「う、うんっ」


あたしの返事にニコッと笑うと藤堂君は部屋を出て行った。


藤堂君…


あたしは藤堂君が出て行った部屋のドアをただ見つめていた。


「何、遼のこと好きになっちゃった?」


「は、はぃ///? 」


びっくりして後ろを振り返ると服部さんがいた。


「可愛い反応するね。だって遼が出て行った方をずっと見つめてるから」


「そんなことないです///い、行きましょうよ。遅刻しちゃいます」


ドキドキしながらあたしは隼人とユキ君が待つ玄関へ向かった。



────・・・


藤堂君の過去…


知りたいけど知ってしまうのも恐い気がする。


あー、もう。


授業なんか集中できないよ。


「じゃあこれでHRを終わります。ではまた明日」


他のことを何も考えれないまま一日が終わる。


そのあと授業を聞いてなかったと先生に責められて、課題を渡されたのは秘密の話。笑

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