不良だらけの危険なバイトッ☆

かあああぁっ///


体温が一気に上昇する。


たった二文字の言葉なのに、どうしてこんなにも恥ずかしいんだろう。


どんなに想っていたって言葉にしなきゃ伝わらない。


伝えたかったんだよ…


この気持ちを。


顔を真っ赤にして隼人を見つめる。


「ありがとな」


隼人はそう言って優しく髪を撫でてくれた。



そして…もう一度強く、


あたしを抱きしめたんだ。




ドォオーンッ


二人を祝福するかのように花火だけが夜空に咲いていた。


その宝石のような輝きをバックに


「目閉じろ」


隼人の優しい声が聞こえる。


そのまま唇に落とされたキスは…


すごく幸せな味がしたんだ。

< 158 / 527 >

この作品をシェア

pagetop