不良だらけの危険なバイトッ☆

「え?」


目をぱちくりとさせながら紙を見つめる。


「これは…?」


「見てわからないのかよ」


紙には『絶賛!!温泉リゾート1泊の旅』と書かれている。


「旅行社のパンフレット…」


にしか見えないんだけど。


「そうだよ。来週末、もう申し込んであるから」


「へぇ、隼人旅行行くの?」


「バカ、お前と二人で行くに決まってるだろ」


あたしと、隼人が二人で


温泉旅行…


「えぇっ!?」


声が裏返る。


だって二人で温泉旅行なんて…っ


かあああああぁっ///


顔がまた赤くなっていく。


「クス…ッ…何を想像してんだよ」


隼人がニヤリと笑った。


「だってだってだってだって」

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