不良だらけの危険なバイトッ☆

「ごめんね」


「いーよ」


それから隼人はあたしが泣きやむまでずっと抱きしめてくれていた。


その温もりに安心してあたしはたくさん泣いたんだ。


隼人、ごめんね


いつもいつもありがと。


「…大丈夫か?」


こくんと頷くと隼人は笑顔を見せた。


「よし、気を取り直して卓球でもしようぜ!!」


「卓球?」


「温泉と言えば卓球だろ?」


あたしの手を引いて走り出す。


「ちょ、ちょっと待ってよ~っ」


「待たない、行くぞっ」


もうっ!!


あたしは必死に隼人の後を追いかけた。





「おらーっ!!俺の弾丸スマッシュ受けてみろ!!」


「のぞむところだっ」

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