不良だらけの危険なバイトッ☆
旅館の卓球台につくとそこではすでに服部さんと藤堂君が熱い試合を繰り広げていた。
「あ、莉子ちゃん、隼人!!おせーよっ!!」
あたし達に気づいた藤堂君が声をかけてくる。
「何、やる気か?」
隼人がラケットを手に取る。
「よし、じゃあチームでやろうぜ。ユキも来いよ」
「仕方ないな…」
服部さんの言葉にベンチに座っていたユキ君がしぶしぶと立ち上がる。
結局藤堂君と服部さん、隼人とユキ君のチームに分かれて試合することになった。
「じゃあ勝った方は莉子ちゃんのチューで!!」
「えっ///?」
藤堂君!?
そんなの、恥ずかしいからできないよ///
なのに…
「おー、それならやる気出るぜっ」
「絶対負けねーっ!!」
周りからは大歓声が上がる。
こ、断れない雰囲気…///
「よし、じゃあ莉子のキスをかけて、いざ勝負!!」
隼人がサーブを叩きこんだのを合図に試合が始まる。