不良だらけの危険なバイトッ☆
「嫉…妬…?」
「ああ、そうだよ」
投げやりに言う横顔。
ほんのりと頬が赤い。
照れたように口元を手で隠している。
悪くないってか…
初めて見る表情にあたしの方が真っ赤になってしまっていた。
「…隼人でも照れたりするんだ」
「悪かったな」
そう言って後ろを向くその姿が愛しくなって…
「…好き…だよ」
あたしは大きな背中にぎゅっと抱きついた。
一瞬、その背中が強ばる。
「これ以上…俺のことドキドキさせんな」
そう言って振り返った笑顔は極上のスマイル。
どきんっと一瞬で心が奪われてしまう。
あたしの方がきゅん死してしまいそうだよ。
「たまにはいいじゃん///」
恥ずかしくなってそっぽを向く。
クスッと吐息で笑みを零すと隼人は枕元に置いてあるあたしの手を取った。
「そんなこと言うと…抑え、効かなくなるから」
そう言ってあたしの手の甲に口づけた。