不良だらけの危険なバイトッ☆
「ユキ!?」
皿を運んでいた隼人も、会計をしていた藤堂君もお客さんもみんなが一斉にユキ君の方を見る。
足元に倒れたユキ君は荒い呼吸を繰り返し、苦しそうな表情だった。
「大丈夫かっ???」
慌ててマスターがユキ君の元にしゃがみこむ。
そしておでこに手をあてた。
「…すごい熱だ。…おい皆手伝え!!ユキをベットに運ぶぞ」
「おうっ」
バタバタとみんなが走り寄ってくる。
あたしが状況を理解できないうちににユキ君は奥へと運ばれてった。
ユキ君…
心配で心配で気が気じゃない。
「莉子ちゃんっ!莉子ちゃんもちょっと来てくれない?」
「は、はいっ」
マスターの声に呼ばれて、慌ててあたしも後を追いかけた。