不良だらけの危険なバイトッ☆
そこに見えたのは信じがたい光景だった。
「ひ、人が倒れた」
「誰か救急車を呼べーっ!!」
騒がしい人だかりの中。
声で状況は大体把握できたものの、人ごみの中、歩道にぐったりと横たわる人の姿。
「ユキ君…!!!」
誰の問いかけにも答えない。
青ざめた顔のまま、ピクリとも動かない。
「ユキ君!!!ユキ君!!!」
人波をかき分けながら彼の元へ急ぐ。
やっとたどり着いてユキ君に触れる。
呼吸があるのがやっとの状態になるほどユキ君は衰弱していた。