不良だらけの危険なバイトッ☆

けど…。


あたしは俯いた。


「もうあたしには関係ない」


あたしの居場所はここだもの。


ユキの隣。


みんながいるこのカフェ…。


「何寝ぼけたこと言ってんの!?」


「え?」


「なんであたしがここに来たかわかってる?」


そういえば。


美月、こんな朝早くにどうして…


「莉子、お父さんは今、あんたのこと探してるんだよ」


「えっ」


「あんたを連れ戻して今度こそ、婚約者と結婚させようとしてるの」


「そんな……っ」

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