不良だらけの危険なバイトッ☆

目の前が真っ暗になる。


あたしが家を出たことで、もうその話はなくなってたと思ってたのに…


だけど…


「あたし、絶対帰らない!!!」


自分の未来は自分で決めると、あの日そう決めた。


ここにいる、と強く誓って横を向いた。


ユキは大きく頷いてくれた。


「そうだよ!!莉子ちゃんは俺たちの家族なんだ」


藤堂君…


「今更莉子ちゃんを渡すわけにはいかないんでね」


服部さん…


マスターは眉間にしわを寄せて俯いている。


「…この子を引き取ると決めた時から、いつかこうなるだろうとは思ってた」


そう言って、立ちあがる。


開かれた瞳には、決意の色が浮かんでいた。


「でも、それも覚悟の上だ。こいつらの言うとおり、莉子ちゃんは俺たちの家族だ。連れ戻せるもんなら、連れ戻してみろ。絶対に渡さない」


マスター…


大粒の涙が零れてくる。

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