不良だらけの危険なバイトッ☆

でも…

「…ふぁなひふぇ(離して)!!」


必死に腕を押し返す。


けれども、隼人の力に敵うはずない。


「久々の再会だっていうのに冷てえな」


隼人はクスクスと笑っている。


最低…!!

逃げなきゃっ!!


ジタバタと暴れるあたしを、余裕の笑みで押さえつける。


「まあ嫌がっても、今は俺と来てもらわなくちゃならないんでね」


そう言って、あたしの体を軽々と抱きかかえた。


「やっ!!!!」


嫌…!!行きたくないっ!!


ふわりと宙に浮いた足を、必死でジタバタさせる。


「…っと、今は大人しくしてもらおうか」

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