不良だらけの危険なバイトッ☆

「そりゃあもちろんっ」


「住む部屋もないのにどーすんだよ」


「「「あ」」」


瀬戸君の言葉に全員が固まる。


あたしは瀬戸君に首を掴まれたまま…


ていうか体浮いてるっ!!

地面に足ついてないよっ!!


男の子の驚異的な力には到底敵わない。


あたしは足をパタパタと動かすけど状況は変わらない。


残りのみんなは何も動かず考えている。


「うーん、確かに今うちは部屋に空きがないんだよなー…」


マスターが額に手を当てる。


そして申し訳なさそうにあたしの方を見た。


「莉子ちゃん、この中だったら誰と一緒に暮らしたい?」


…はぃ?

それはどういうっ


考えようにも宙に浮いた体のままじゃ…


ボスンッ!!


「っきゃ」

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