不良だらけの危険なバイトッ☆
あたしは慌ててベットからでようとするけど
「いい」
低くて芯のある声がそれを止めた。
「あ、ありがと…」
「…」
再び流れる沈黙。
こういうときってなんて言っていいかわからないよ~!
無駄に緊張してくる。
でも、何か言わなきゃそれはそれで気まずい。
「…寝ないの?」
瀬戸君がめんどくさそうに見下ろしてくる。
いやいやいや。
そこにあなたがいたら寝れないでしょ!!
って思ったけどもちろん言えない。
「寝るけどっ、あの、瀬戸君は夜中までバイトしてて体大丈夫なのっ?」
咄嗟に違う言葉が出てしまった。
「……」
わ…
何も言ってくれない。
もしかしてまずいこといったかな。
「…慣れてるから」