【完】白のあなたに恋をする
「もうひとつ!報告することあるんじゃないのぉ?」
「え??え??」
「だーかーらー!!日野くんのことよぉ!」
あ。
「…その顔、忘れてたでしょ…。」
「はい…ごめんなさい…宏くん。」
「え?宏くんって…なんで名前になってんの?なんでなんで!?」
うぅっ、れなの迫力すごいよ…。
私はれなの迫力に抗えず、宏くんに忠告されたことを話した。
…抱き締められたことも話してしまった…。
振り替えってみると、それは私にはどうすればいいのか分からなくて、
それをれなに聞いてほしかったから…。
「なるほど…ね、杏よくこんなに抱えてきたね…よしよし。」
話を全て言うと、れなはそういって私の頭を撫でてくれた。
私はきっと涙腺が弱いんだろう…。
涙が出そうになった。