悪魔か天使か!?〜David or angel〜
海斗…
海斗、私に隠してることあるでしょ?
あるよねぇ?
−小4 夏−
「海斗が…海斗が…!!」
海斗と一緒にプールに行った。そしたら海斗が倒れた…。
私はパニックした。
「メイちゃん、大丈夫だからっ大丈夫!」
電話越しの海斗ママ。
「海斗を…海斗を早く助けて…!!」
ピポーピポーピポー
海斗は救急車で病院まで搬送された。
海斗…海斗…海斗…
私は何度も何度も心の中で海斗と叫んだ。
助かって…
海斗……。
プルルル
「海斗ママ!」
三日後、私の家に電話がかかってきた。
「海斗、意識戻ったよ。でもまだ退院出来ないんだけどね…。だいぶ良くなった。」
嬉しいハズの知らせなのに
海斗ママは嬉しそうぢゃなかった…。
「私、見舞いに行くっ!!」
そのときは、そんなこと全然気づかなかったや。
「海斗ぉーっ!久しぶりぃ。」
「ぁ?きたのかよ。」
「はぁ?せっかく来てやったのにぃ。」
「誰もそんなこと望んでねぇよ。」
海斗は元気そうだった…
とっても。
だけど、それからだ。
海斗の様子がおかしくなったのは。