悪魔か天使か!?〜David or angel〜



海斗…

海斗、私に隠してることあるでしょ?

あるよねぇ?



−小4 夏−

「海斗が…海斗が…!!」

海斗と一緒にプールに行った。そしたら海斗が倒れた…。

私はパニックした。


「メイちゃん、大丈夫だからっ大丈夫!」

電話越しの海斗ママ。

「海斗を…海斗を早く助けて…!!」


ピポーピポーピポー

海斗は救急車で病院まで搬送された。


海斗…海斗…海斗…

私は何度も何度も心の中で海斗と叫んだ。


助かって…

海斗……。



プルルル

「海斗ママ!」

三日後、私の家に電話がかかってきた。

「海斗、意識戻ったよ。でもまだ退院出来ないんだけどね…。だいぶ良くなった。」


嬉しいハズの知らせなのに
海斗ママは嬉しそうぢゃなかった…。

「私、見舞いに行くっ!!」

そのときは、そんなこと全然気づかなかったや。



「海斗ぉーっ!久しぶりぃ。」

「ぁ?きたのかよ。」

「はぁ?せっかく来てやったのにぃ。」

「誰もそんなこと望んでねぇよ。」


海斗は元気そうだった…

とっても。



だけど、それからだ。

海斗の様子がおかしくなったのは。
< 5 / 29 >

この作品をシェア

pagetop