愛と欲望の螺旋(仮)
「大丈夫なわけないでしょ!?」
一気に感情が爆発して、吐き捨てるように投げつけた言葉。
バッと勢いよく立ち上がると、乱れたブラウスを握りしめたまま、家を出て行った。
もう、こんな所にいられるわけない!!
枕希望!?
据え膳食わぬ?
最低!!!
あんな所にいたら、何回襲われるかもわからない。
自分のアパートに帰ってやる!!
悔しくて流れる涙をぬぐいながら。
ただひたすら走った。