雨が見ていた~Painful love~


「う、うぎゃっ!!」


ひ、ひどくない!!?
これが好きな女の子に対する態度なの!!?



勢いよくかけられた水に悲鳴を上げると


「寸止めの代償が水鉄砲ひとつなら安いもんなんじゃね??」


そう言って、彼はクスクス笑いだす。




す、寸止め~~!!?



彼の口から飛び出した卑猥な一言に気が動転して、真っ赤になりながら



「な、な、なんてこと言うのよ!!
キョウちゃんのエッチーっ!!」



必死に抗議の声を上げると



「アホか。俺、さっきまでやる気まんまんだったんだぞ!?白い液、出す気マンマンだったんだぞ!!?」


「え、えぇ!!?」


「オンナのオマエにゃわかんねーかもしんねーけどなぁ!!普通はあの状態で止められないっつーの!!
ホント…俺、自分で自分を褒めてやりたいぜ……」



フウーとため息を吐いて
キョウちゃんは私をジトッとした瞳で見つめる。



し、白い液…
出す気マンマン
やる気マンマン



そんな言葉を聞いて私の背筋がゾゾッと凍る。




――こ、こわい!!

やっぱり男の人って怖いよぅ!!!





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