一直線な人気者
「じゃあ1日ずっと用事があって、オレと話すタイミングが奪われた続けた――――っと?」


「う…うん、そうだよ。ごめんね明智君……せっかく話しかけてくれたのに」


最後に確認をとると、桃妃ちゃんはオレが納得したと思ったのか、ホッとした様な表情をしていた。


桃妃ちゃん…オレ、全然納得なんかしてないよ。


今まで言ったオレと話せなかった“用事”ってのが全部ウソだって、幾ら小さい頃からバカバカ言われ続けて来たオレでも分かる。


その証拠に桃妃ちゃんは、さっきからチラチラと扉を見てる。


まるで早く帰りたいと思ってるみたいに。
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