ごちゃ混ぜ万歳=え?詩集ですけど
DEAR 私の居場所

遂にキミとも離れる時が来ました。二年と半年前、孤独になった私が迷い込んだ場所がキミだった。

明るい空気が私を出迎えてくれた。キミに出会えて良かったと思った。

でも長く続いてくれないんだよね、幸せってさ。キミの中の明るい空気たちは何時の頃からだったかなぁ。理由も分からないまま私を攻撃するようになったんだ。


全部じゃないんだ、もちろん。でも辛かった。
誰かに心から嫌われた経験なんて、無かったもん。そりゃあ、誰からも嫌われてないなんて思ってないよ。

でもせめて表面上の形だけは取り繕ってくれる人ばっかりだったんだ。


辛かった。
時々支えてくれる空気があった。
そこだけ暖かくて嬉しくてたまらなかったのを私は覚えてる。


ただ、気付いちゃったんだよね。
その支えてくれる空気こそ、私が嫌われた最大の理由。


何で

何で

何で



最後まで分かることは無かった。

最後までその理由を私は知らないまま。

でも結局私はその空気に触れる事が出来て幸せだったから、良いんだって思ってる。
出会うことができた事に感謝してる。



それから少し経ってキミの中の空気が変わりました。
相変わらず攻撃はあったけれど、むしろ味方が増えたので良かったと思ってるんだ。



そして巡って巡って。
私は上の空気になって、下に空気が出来た。

私を慕ってくれて、私もその子を慕っていて。



みんな仲良しになった。
すごく楽しくて楽しくて。


嫌な事が無かったなんてことはもちろん無いけれど、
私はいつしかその居場所が本物なんだって気づく事が出来た。








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