いつもの日常
そんなみんなの口々の言葉を聞いたソーマが

「話題を変えよう話題を、もっと別の話にしようぜ」

と、提案した。「そうだね、そういえばお前は何の補習だったの?」

「うぅ~と……」

チサに聞かれ、マイは額に人差し指をあて、目を閉じて思い出していた。

「何の補習をしたかすら覚えてないほどバカだったなんて」

ミキが頭を抑え呆れる。
しかし、マイは苦笑いをしながら

「ミキ姉、何教科も出たから何に出たから覚えてないだけ」

瞬間、みんなは絶句し言葉が出ない。
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