話し屋 (短編集)
「あんた大バカじゃない??」


佐織の開口一言はそれだった。



「大バカ!?バカじゃなくって??」



「当たり前!!バカすぎて救いようがないわ!!」



「分かった。この計画はやめるよ。」



(良かった。)




「花子さん計画はやめて次は音楽室のベートーベンだぁ!!!!!!」



と拓郎は叫んだ。



「七不思議計画自体やめなさい!!」



佐織の叫び声は虚しく響き渡った。
< 44 / 56 >

この作品をシェア

pagetop