SEXOFFLINE~セックスオフライン~
和歌はキッチンを追放されたのが悔しいらしく、楽しそうな声が気になってしょうがない。
雑誌を閉じて不満げに頬を膨らませた。
しばらくしてテーブルに料理が並び始めると、和歌は目を輝かせた。
「おいしそう!さすが真水ね!」
屈託のない笑顔を見せる。
「マリアちゃん、筋が良くて助かったわ」
真水と呼ばれた女性がワイングラスを置きながら、マリアを褒めた。
「誰かさんと大違いよね」
「ちょっとそれ、ひどくない?あ、マリアちゃんはジュースね」
和歌はワインのコルクを抜いた。