僕らはただ、恋がしたい


「陽季さんを待っていたんです、私」



何を言い出すんだ、とそう思った。


気付けば茅沙の表情は真剣そのものへと変わっていた。



「お昼過ぎにメールを送ったんですけどいつまでも返信がなかったものですから、たまたま藤田さんと廊下ですれ違った時に今日は陽季さん定時で帰るんじゃないかとおっしゃってたので待たせてもらいました。大切な用事もありましたので」


すらすらと理由を話す茅沙を俺は茫然と見つめる。


景山は俺と茅沙を交互に見ながら顔をしかめた。



「え。つまりどういうことっすか。陽季さん、茅沙さんと知り合い?」

「いや、その―――」
「恋人です」



ギョッとして目を丸くする。



顔面蒼白と言った感じの景山に対し、茅沙はもう1度しっかりと告げた。



「私は、陽季さんの恋人です」




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