あなたを抱けなかった理由
いつも行くスーパーと、家とのちょうど中間あたりに、二人でよく散歩する公園がある。

私は、その公園を突っ切ることにした。
なぜなら、その方が僅かに近道だったから。


このところまともに外を歩いていなかったせいか、急に走ってしまったせいか息がハアハアときれて、息苦しい。


フーッと何度も深呼吸してみても、乱れた呼吸は戻らなかった。




公園には珍しく人がいなかった。





――雨が降りそうだからみんな帰ったのだろう




だけど、私の予想は外れた。
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