あなたを抱けなかった理由
ニッコリ笑うその笑顔に、確かな記憶が蘇る。


その少年の笑顔は間違いなく、私が愛した『彼』そのものだった。


そして、その写真下にかかれた名前を見て、溢れる涙を止めることができなかった。









それは、私が愛した彼と同じ名前だったから








『隼人 10歳』
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