白い恋

自分の気持ち・嫉妬と真実

ある日、私は、日課になりつつある、たっくんとの会話を楽しんでいた時のことだった・・・

ガラガラガラッ・・・

いきなり響いた音。

私たちは、ビクッとなりつつも、音がした方を見る。見ると、とっても格好よくて大人っぽい女の人が立っていた・・・。

「卓哉」
女の人が優しい声で、たっくんの名前を呼ぶ
「たっく・・・・・」

たっくん誰?と聞こうとしたけど、すでに、私の隣には、たっくんはおらず、その、女の人の隣にいた。

そして、たっくんを見て私は硬直した・・・。

だって

今までに見たこともない、たっくんのとても楽しそうな表情。
そして、弾んだ声。

それを見ていると

    ズキッ

と私の何かが痛んだ。

一瞬、発作が起こったかと思ったが、それではないコトに、すぐ気付いた。

   嫉妬・・・

そして、気付いたんだ。

自分の気持ちに。

私は・・・・

たっくんが好きなんだ

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