両想い【完】
そういえば、最近メイクして学校にきてるなとは思ってたが、そんな理由とは知らなかった。
父さんに相談ってくらいだ、妊娠はなさそうだけど…念のため聞いておくか…。
「ぁ、女の子の日…で辛いって
のと、また、違うのか?」
「あっ、もちろんそれはあるよ。
……?あれ?祐君…
もしかして…重大な話だと
思ってた?」
「っ、あっや、……まぁ…
実のところ…そう、かな」
「真琴ちゃんに私が妊娠
してるかもだから確かめろとか、
言われちゃった?」
「実はさ、これ…」
俺はそう話しながら、紙袋を渡す。
中を見た美愛は、『なっ…』それきり黙って、紙袋は中身ごと自分のバッグに押し込んだ。
「真琴ちゃんには私から
話しておく、ね?」
呆れた、でもまんざらでもない顔でそう言った後に、急に真顔になった。
「祐君、私ね、……実はお母さんに
ピル…飲むのを進められてるの
そうしても、いい?」
「ピル…」
「そう。メリットは、解ると思うけど
妊娠…は、ない、よ
デメリットは…少しふっくらするかも、
あと、妊娠を望むときに、体が
どんな体質になってるか、
わからない。今のところ、
服用して、不妊になったって
確実なデータはないみたいだけど」