座敷わらしのしのぶちゃん♪
あまりにもお腹いっぱいになった私達は、ホテルのロビーで休憩してから帰ろうって事になった
「不思議です」
「何が?」
「白状すると半年前の私は見ず知らずの人の結婚式とかに出席するなんてすごく抵抗があったんですけど…」
「そうだったの?」
いつも以上に着飾って綺麗なキダテさんが優しく聞き返してくれる
「はい。結婚式なんて人生の中でも大切なイベントなのに、顔も見た事もない人間を出席させる人の気がしれないって」
「確かにね。私もこの仕事で初めて、今日会ったばかりの人の親友に成り済ましてスピーチした時、複雑だったわよ」
と肩を竦めるキダテさん
「だけど、私このお仕事をしていくうちに依頼された方達の笑顔を見ると、この人達の笑顔の為に私達は存在するんだなって思えるようになりました」
私がキダテさんを真っ直ぐに見てそう言うと
「そう、良かったわね」
と言ってキダテさんが私の頭をポンポンと撫でてくれた
トクン…
私の心臓が一瞬跳ねた気がした
なんだろ、今の
ちょっとドキドキしていると
キダテさんの携帯がロビーに鳴り響いた
「不思議です」
「何が?」
「白状すると半年前の私は見ず知らずの人の結婚式とかに出席するなんてすごく抵抗があったんですけど…」
「そうだったの?」
いつも以上に着飾って綺麗なキダテさんが優しく聞き返してくれる
「はい。結婚式なんて人生の中でも大切なイベントなのに、顔も見た事もない人間を出席させる人の気がしれないって」
「確かにね。私もこの仕事で初めて、今日会ったばかりの人の親友に成り済ましてスピーチした時、複雑だったわよ」
と肩を竦めるキダテさん
「だけど、私このお仕事をしていくうちに依頼された方達の笑顔を見ると、この人達の笑顔の為に私達は存在するんだなって思えるようになりました」
私がキダテさんを真っ直ぐに見てそう言うと
「そう、良かったわね」
と言ってキダテさんが私の頭をポンポンと撫でてくれた
トクン…
私の心臓が一瞬跳ねた気がした
なんだろ、今の
ちょっとドキドキしていると
キダテさんの携帯がロビーに鳴り響いた