雨夜の密会




「鳴海?今日、飲みに行かないか?」



パソコンで編集作業をしていて俺に声をかけてきたのは池田さんだった。


あと少しで定時だ。


今日、葵は仕事が遅くなるし会う約束もしてない。



「いいですよ」


「俺の行きつけのバーがあるんだけど、前から鳴海を連れて行きたいと思っててねぇ。そこでいいか?」


「どこでもいいですよ」


「決まりだな。もう少しで定時だろ?俺もだから一緒に出ようか?」


「はい」



池田さんは自分の席に戻って行った。


俺は目を池田さんからパソコンに向け、途中止めになっていた編集作業を再開させた。




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