A crazy game
「あった・・・!」
愛奈が割れた窓ガラスを見つけた。
みんなその窓に近づく。
「・・・うぎゃッ!!!」
!?
いきなり先に出ようとしていた愛奈が倒れた。
「どうしたの・・・!?愛奈!!!」
次に出ようとしていた実希が必死に声をかける。
気絶・・・?
ビーーーーーー!!!
「ひっ!!!」
優美が顔を引きつらせる。
「勝手に外へ出ることを私達が許すと思いましたか?
軽い電気をとおしただけなので愛奈さんは大丈夫です。
ですが次、このような行為をした場合殺します。」
「・・・・ッ!」
なぜ簡単に殺す・・・?
分からない。こいつらが何をしだすか私達には予想がつかない。
「しょうがない・・・どこか、休める場所を決めよう?」
私はみんなに問いかけた。
みんなは黙って頷いた。
ビーーーーーー!!!
「えー・・・コンピューター室と図書室は鬼が入れない安全地帯です。
ですが、ずっと安全地帯にいる場合はこちらでそれなりの処置をとらせてもらいます。
食料は家庭科室の冷蔵庫にあります。
このゲームのリミットは3日後の12時までです。
では、ゲームスタートです。」
リリリリリリリリリリ
始まった・・・
私達はこれからどうなるんだろう?
みんなは走って安全地帯を探す。
ただ、優美が愛奈をおんぶしている分ペースが遅い。
「ここでいいかな・・・?」
先頭を歩いていた実希が立ち止まって指をさした。
・・・コンピュータ室。
「ここがいいと思うんだけど。図書室よりは家庭科室に近いし・・・」
みんなは実希に頷いた。
全員がいることを確認して、愛奈以外の4人で30分ぐらい会議をした。
優美が心配そうに言った。
「でも、誰が行くの?・・・家庭科室。」
「みんなでいかなきゃダメじゃないかな?放送でも安全地帯にずっといると・・・って言ってたし・・・」
実希が声を震わせながら言った。
その時だ。
愛奈が目を開け起き上がった。
「・・・私!?え・・・?何処ここ?」
そうか、愛奈はゲームが始まったことを知らないんだ。
恵は愛奈の肩に両手を置き暗い声で言った。
「・・・始まったんだよ。」
「え・・・?何を言っているの・・・!?」
「・・・ゲーム・・・・・・・」
愛奈の全身から血の気が引いた。
愛奈の家は金持ちってわけではないが、裕福だ。
弟が一人いると、この前言っていた。
私達は全員、中3だ。
このメンバーは、2年の時に同じクラスになって仲がよくなった。
きっかけは、合唱コンクールの実行委員だった実希が一緒にカラオケで歌を練習しようといって集まったメンバーだった。
その後も、何回も遊んだ。
でもなぜ私達5人の事を知っているのだろう・・・?
たぶん、こんなところに2、3日いたら精神がおかしくなってくるだろう。
「ごはん・・・取りに行く時鬼に会わないよね・・・」
優美が心配そうに言った。
「鬼って・・・何なんだろ?でも、行ってみないとわからないし・・・」
実希はなぜか落ち着いて答えた。
でも、確かに動かなければ何もわからない。
私は立ち上がってみんなに言った。
「よし!行こう・・・!もしかしたらこんなゲーム・・・嘘かもしれないし。」
「・・・うん!」
恵がうなずいてくれた。
優美と実希と愛奈も賛成のようだ。
みんなは自分の札を持ってコンピューター室を出ようとしていた。
「・・・・・・・」
ガチャッ
ぞろぞろと次々に出る。
「なんだ、大丈夫な感じじゃん。」
恵が鼻で笑った。
みんなも安心してるみたいだった。
愛奈が割れた窓ガラスを見つけた。
みんなその窓に近づく。
「・・・うぎゃッ!!!」
!?
いきなり先に出ようとしていた愛奈が倒れた。
「どうしたの・・・!?愛奈!!!」
次に出ようとしていた実希が必死に声をかける。
気絶・・・?
ビーーーーーー!!!
「ひっ!!!」
優美が顔を引きつらせる。
「勝手に外へ出ることを私達が許すと思いましたか?
軽い電気をとおしただけなので愛奈さんは大丈夫です。
ですが次、このような行為をした場合殺します。」
「・・・・ッ!」
なぜ簡単に殺す・・・?
分からない。こいつらが何をしだすか私達には予想がつかない。
「しょうがない・・・どこか、休める場所を決めよう?」
私はみんなに問いかけた。
みんなは黙って頷いた。
ビーーーーーー!!!
「えー・・・コンピューター室と図書室は鬼が入れない安全地帯です。
ですが、ずっと安全地帯にいる場合はこちらでそれなりの処置をとらせてもらいます。
食料は家庭科室の冷蔵庫にあります。
このゲームのリミットは3日後の12時までです。
では、ゲームスタートです。」
リリリリリリリリリリ
始まった・・・
私達はこれからどうなるんだろう?
みんなは走って安全地帯を探す。
ただ、優美が愛奈をおんぶしている分ペースが遅い。
「ここでいいかな・・・?」
先頭を歩いていた実希が立ち止まって指をさした。
・・・コンピュータ室。
「ここがいいと思うんだけど。図書室よりは家庭科室に近いし・・・」
みんなは実希に頷いた。
全員がいることを確認して、愛奈以外の4人で30分ぐらい会議をした。
優美が心配そうに言った。
「でも、誰が行くの?・・・家庭科室。」
「みんなでいかなきゃダメじゃないかな?放送でも安全地帯にずっといると・・・って言ってたし・・・」
実希が声を震わせながら言った。
その時だ。
愛奈が目を開け起き上がった。
「・・・私!?え・・・?何処ここ?」
そうか、愛奈はゲームが始まったことを知らないんだ。
恵は愛奈の肩に両手を置き暗い声で言った。
「・・・始まったんだよ。」
「え・・・?何を言っているの・・・!?」
「・・・ゲーム・・・・・・・」
愛奈の全身から血の気が引いた。
愛奈の家は金持ちってわけではないが、裕福だ。
弟が一人いると、この前言っていた。
私達は全員、中3だ。
このメンバーは、2年の時に同じクラスになって仲がよくなった。
きっかけは、合唱コンクールの実行委員だった実希が一緒にカラオケで歌を練習しようといって集まったメンバーだった。
その後も、何回も遊んだ。
でもなぜ私達5人の事を知っているのだろう・・・?
たぶん、こんなところに2、3日いたら精神がおかしくなってくるだろう。
「ごはん・・・取りに行く時鬼に会わないよね・・・」
優美が心配そうに言った。
「鬼って・・・何なんだろ?でも、行ってみないとわからないし・・・」
実希はなぜか落ち着いて答えた。
でも、確かに動かなければ何もわからない。
私は立ち上がってみんなに言った。
「よし!行こう・・・!もしかしたらこんなゲーム・・・嘘かもしれないし。」
「・・・うん!」
恵がうなずいてくれた。
優美と実希と愛奈も賛成のようだ。
みんなは自分の札を持ってコンピューター室を出ようとしていた。
「・・・・・・・」
ガチャッ
ぞろぞろと次々に出る。
「なんだ、大丈夫な感じじゃん。」
恵が鼻で笑った。
みんなも安心してるみたいだった。

