STORY
委員会では、2年生と1年生がクラスごとにグループを作り、担当曜日に放送を行った。

委員長は3年生だから、一緒になることは全くなく、月一の委員会でしか会えなかった。



うちの学校は、必ず部活に所属することになっていて、小学校で運動部3つに所属していたから、中学校でも運動部と決めていた私は、1度もやったことのないテニス部に入った。

初心者で、基礎トレばかりだったけど、1つずつクリアし、出来るようになっていくのが楽しくて、部活をしに学校へ行っているようなものだった。

もともと、運動は得意で、初めてやったものでも、すぐ出来るようになったけどテニスは基本が出来ていないとできないスポーツだった。

変にプライドが高く見える努力はしたくなくて、影の努力なんて見えないよう家で素振りを何回も繰り返し、先生にも認められて、先輩と試合に出ることになった。

嬉しかったけど、その喜びは長くは続かなかった…。


“たいした努力もしてないのに”

“先輩と試合に出てるからって調子にのってる”

陰口を叩かれシカトされた。
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