STORY
先輩とは特に話すこともなく1年が過ぎようとしていた。

卒業してしまう先輩と、どうしても繋がりがほしくて、思い切って先輩と同じ部活のコに先輩の携番聞いてもらうように頼んだ。

友達は快く引き受けてくれて、携番に写真までつけてくれた。

番号を入手出来たのに電話することは出来なくて、写真を眺めるだけで先輩の卒業の日を迎えてしまった。

卒業式を終え、在校生が花道を作り、3年生を見送る。


先輩のクラス…


先輩のことは見つけようとしなくても、見つけられる。


笑顔で私の前を過ぎていく‐


このまま終わりたくない!


在校生の花道を抜けた3年生が写真を撮ったり、余韻にひたって語ったりしている中、先輩に向かって歩き出している自分に問い掛ける。


告白する気?!


なんのために向かってるのか、自分でもよく分からない。勢いで先輩の前まで行き、緊張しながら、やっとの思いで口を開く。


『ボタンをください!』


友達と目を見合わせ、ニコッと笑い
『どのボタンがいい?』


優しい声。


…て、そうじゃなくて、どのボタンって言った?!

パニクりながらも
『2…2番目で。』

図々しくも、そう答えてしまった…。
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