A-YA-KA-SHI☆バスター!!
「ついて、来て・・・欲しい、の」


 友香は繰り返す。
 夏の頃にお店に来ていた時とは、全く違う。
 彼女はもっと元気で明るかったはずなのに。
 無表情なその顔は、美樹には泣いているように見えた。
 悠はじっと、友香を見つめている。


「悠くん・・・わたし、行ってくる。この子が彩の居場所に案内してくれるかも知れない」


 美樹は、悠を見上げて言った。


「ダメだ」


 珍しく強い口調で、悠が止める。


「これじゃ相手の策略にはまったようなものだよ。どうやら相手の目的は美樹ちゃんらしいね。だからここで美樹ちゃんを行かせたら、それこそ思うつぼだ」
「でも、彩が」
「分かってる。友香ちゃんが来た時、少しだけ気の流れを感じたんだ。友香ちゃんに流れ込んでいる気の流れ・・・だから、今それを辿ってる」


 悠は、さっきから動かない。
 そんな悠と、入口の前に立ったままの友香を、美樹は交互に見つめた。
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