Realtime:kiss
「もう言い逃れは出来ないわ、後の事はあちらにいらっしゃる上層部の面々に委ねましょう。

どんな処分が言い渡されても浅野さん、あなたはそれを受け止めるしかないのよ?
あなたはそれだけの事をしてしまったんだから……

そして咲宮さん、あなたも浅野さんがどんな処分を受けようとも、決して自分を責めてはダメ、よ?」


それだけ言うと椅子から立ち上がり、私に一礼をして、専務の元に行ってしまった。

私はそんな主任をじっと見つめていた。



「あたしは……くない……あたしは悪くない!」


浅野さんはブツブツ独り言を言ったかと思うと、いきなり私の右腕をキツく掴む。


「あんたがここ辞めればいいんじゃん!
あんたが辞めれば……
あんたなんか、あんたなんか……」





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