Realtime:kiss
「ちょっと、何ぃ?
あんた達・・・用があるなら、ここで言えばいいじゃん」

「伊達さんには言ってないし・・・・・・何さ・・・」

「何ぃ?全然聞こえない」

「だから!山中さんと付き合ってるからっていい気になんなっつったの」


「っ!!!!!いい気になんて、なっ「奈津紀、止めよ?」


陽子が割って入った。

「・・・あなた達も、そんな大勢で・・・
どういうつもり?」

落ち着いた陽子の態度に少し怯んだ集団・・・


「後ろめたい事がなければ、ここでどうぞ?ね?奈緒・・・」


持っていたお箸を置き、私は彼女達を見ながら言った。


「何の用ですか?」


「っ!!!!!あっ、あなたねぇ!
なんでそんなに冷静で居られるの?
あなたのせいで、碕岡さん、僻地に左遷されたのよ?ゲラゲラ大きな口開けて、馬鹿笑いして!信じらんない!」


「・・・・・・」


「だ、黙ってないで、何とか言いなさいよ」少し、声を荒げて、突っかかって来る。



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