涙恋~片思い恋愛〜
お腹がすいてるのを我慢して、

行くしかないか、学校に。


「行ってきます!!」


おなかが減ってるけど、約束の時間に間に合わなくなる。

そう、私と君との二人だけの時間に。

遅刻するわけにはいかにはいかないの。



外に出ると、冷たい風が吹いてきた。

マフラーと手袋が手放せなくなる季節。
ーー…今は、冬だ。



「美奈!!おはよう。」



となりの家から出てきた幼なじみは、私に手を振っている。


手を振る姿も、やっぱりかっこいい。

身長は、180センチぐらいの長身に。
サッカー部だからか、筋肉質な体。
シャープな顎に、太い眉毛。

拓真には、モテる要素が溢れそうなほどあった。



「拓真、おはよ!!」



あたしの幼なじみの彼の名前は黒木拓真と言う。

あたしの好きな人であって、学校での一番のモテ男。



そんで、あたし、雪見美奈。

意気地無しなのに、素直じゃない強がりな性格だ。
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